LOD
MeshWeaverにおけるLOD
MeshWeaverにおけるLOD(Level of Detail)とは、ポリゴン数を削減したモデルを生成する仕組みです。
MeshWeaverの各プロバイダーコンポーネントにはLOD Mask(LOD マスク)を設定することができます。
PathProviderとMeshProviderは、LODレベルがLODマスクに含まれている場合のみ、メッシュやパスを出力します。 LODレベルがLODマスクから外れている場合、何も出力しません。
ModifierProviderは、LODレベルがLODマスクに含まれている場合のみ、モディファイアによるデータの加工が適用されます。 LODレベルがLODマスクから外れている場合、元のデータを出力します。
MeshWeaverには固定で4つのLODが存在します。
- LOD 0 標準的な状態です。
- LOD 1 LOD 0と比較してポリゴン数が省略された状態です。
- LOD 2 更にポリゴン数が省略された状態です。
- Collider メッシュコライダー用の簡略化されたメッシュを定義するレベルです。
表示するLOD
MeshWeaverのインスペクタの「表示するLOD」からリアルタイムプレビューで表示するLODレベルを選択できます。
出力するLOD
MeshBehaviourExporterからアセットを書き出す場合、まず全てのLODレイヤーのメッシュが書き出されます。プレハブアセットには表示用にLOD 0のメッシュ、MeshProfileがコライダーを利用する設定になっている場合はメッシュコライダーとしてColliderのメッシュが設定されます。
LOD 1とLOD 2のメッシュはデフォルトの設定では利用されません。
LOD の例
階段
これはMeshWeaverでモデリングした階段です。
上の階段のLODを適切に設定することにより、コライダー用のメッシュをこのような形状にすることができます。
まとめると
レンダラー用のメッシュとコライダー用のメッシュをいっぺんにモデリングするための機能です!